8月の誕生石:ペリドット

ペリドット画像

美しく緑色に輝く「太陽の石」

屈折率が高く、暗い場所でも明るい色を放つことから「太陽の石」と呼ばれるペリドット。金色を帯びた緑色で、インパクトのある美しい宝石です。夜の灯りのもとでも美しく輝いて見えることから、「夜のエメラルド」とも呼ばれています。

火山の中で生まれるペリドット

火山岩の中に含まれる苦土かんらん石(フォルステライト)のうち、特に美しい緑色をしているものがペリドットと呼ばれ、宝石として流通します。
アメリカやミャンマー、パキスタンなどが主な原産国です。

日本でも、火山の近くにある海岸や湖でかんらん石が採掘されていますが、宝石としての価値はないため、残念ながら流通はしていません。
世界遺産の小笠原諸島などでは、海岸の一か所に結晶が溜まって緑色に輝く「うぐいす砂」という現象が見られることがあり、この結晶の中にはペリドットの原石のかんらん石が含まれることがあります。
島を訪れる機会があれば、ぜひじっくり観察してみてください。

トパーズの正体はペリドットだった?

11月の誕生石であるトパーズ。紀元前の時代、紅海に浮かぶ幻の島「トパゾン島」で採れたためその名がつけられましたが、近年の調査により、トパゾン島で採れていたのはペリドットだったことがわかっています。その根拠として、下記のような事実が挙げられています。

  • ・トパゾン島と考えられる島(現在のゼベルゲット島かセント・ジョンズ島)では、良質のペリドットが採れるが、トパーズが見つかったことはない
  • ・歴史書の中に「エジプト王家に献上されたトパーズを鉄ヤスリで研磨した」という記述があるが、トパーズは硬度が高く鉄ヤスリでは磨けない(ペリドットなら鉄ヤスリでの研磨が可能)

古代の人々は、ペリドットとトパーズを混同して認識していたようです。もし混同され続けたままだったら、現代に「ペリドット」と呼ばれる宝石は存在していなかったかもしれません。

ペリドットもトパーズも、それぞれに魅力を持つ美しい宝石です。機会があれば両者を見比べてみるのも面白いかもしれません。

石言葉は「夫婦愛」

緑色には見る人の心を穏やかにする力がありますが、黄緑色のペリドットにも、安らぎや優しさを与える鎮静作用があると考えられています。
そんなペリドットの石言葉は「夫婦愛」。「宝石の持ち主の色欲をなだめ、狂気・発作を鎮める」といわれ、浮気防止や夫婦円満に役立つと考えられてきました。嫉妬や恨みも跳ねのける、ポジティブなパワーを持っているのが特徴的。「運命の絆」「平和」「安心」などの意味も込められているので、夫婦の絆を深めたい方におすすめです。

ペリドットのお手入れ方法

ペリドットは太陽光や水に強く、扱いやすい宝石です。日常的に楽しめますが、強い衝撃には注意しましょう。

普段のお手入れ

柔らかい布で全体をやさしく拭きます。

特別なお手入れ

中性洗剤を溶かしたぬるま湯にペリドットを入れ、柔らかいブラシでやさしくこすって洗いましょう。終わったら真水でよくすすぎ、柔らかい布で水気を拭き取ります。

お手入れの注意点

着用時・保管時にぶつけたり落としたりしないよう注意しましょう。

超音波洗浄器の使用は控えましょう。

ペリドットは「夫婦の愛」に加えて、「身に着けることでお互いを輝かせる」という意味合いも持つ宝石です。永遠の愛の証として、エンゲージリングやマリッジリングに選んでみてはいかがでしょうか。いつまでも輝き続ける二人の愛を、ペリドットが応援してくれます。

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